Analog Devicesが無料提供している回路シミュレータ「LTspice」は多くのアナログ回路エンジニアに使用されているツールで、使用範囲もセンサ、パワエレなど多岐にわたります。今回はそんな便利で無料のLTspiceの導入方法について解説したいと思います。
1.LTspiceの入手方法
LTspiceはAnalog DevicesのHPから入手できます(リンク)。リンク先に飛ぶと、図1-1の画面(2023年3月8日時点)が出てきます。「Windows 7、8、10の64ビット版をダウンロード」をクリックします(OSのバージョンがWindows11の方も同じ個所でOKです)。
2.インストール手順
リンクをクリックするとインストーラ(LTspice64.msi)がダウンロードされますの開いてください。
図2-2のLTspice Setupウィンドウが立ち上がります。「Next」をクリックします。
図2-3のEnd-User License Agreementウィンドウが立ち上がります。必ずライセンス契約(License Agreement)を読んだうえで「I accept the terms in the License Agreement」のチェックボックスを選択し、「Next」を選択します。
図2-4のInstallation Typeウィンドウが立ち上がります。ご使用のPCで現在ログインしているユーザのみLTspiceを使用したい場合は「Only for me」を選択、すべてのユーザが使用できるようにしたい場合は「Everybody」を選択してください。その後、「Next」を選択します。
図2-5のSelect Installation Folderウィンドウが立ち上がりますので、LTspiceをインストールするフォルダを選択します。通常は既存の設定のままで進めていただいてOKです。フォルダを確定したら「Next」を選択します。
図2-6のReady to Installウィンドウが立ち上がるので「Install」を選択します。
図2-7に示したように、Installing LTspiceウィンドウが立ち上がり、インストールが実行されます。完了したら「Next」を選択します。
すべて完了するとCompleting the LTspice Setup Wizardが表示されるので「Finish」を選択します。
以上でLTspiceのインストールが完了しました。次回からはLTspiceを使用した回路シミュレーション例を紹介していきます。
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